週刊少年サンデー2022年43号:感想


本編に入る前に、今回から感想タイムの形態を少し変えようと思うので、それについて話します。

従来、感想を書いている作品は”私が現在サンデー本誌で読んでいる作品全て”でした。
今回からはそれを”私が現在本誌で読んでいる作品の中で、今回面白かった上位半分”にすることにしました。

つまり、私は現在サンデー本誌で14作品を読んでいるので、面白かった上位半分の7作品を感想に取り上げます。
ご理解・ご協力のほど宜しくお願い致しますm(__)m


最後に、少し補足を入れておきます。

補足1・新連載の第2回まで及び読切は”別枠”として捉え、作品の是非に関わらず感想を書きます(生理的に無理な作品でなければ)
   例:14作品+新連載1つ=上位7作品+新連載1つの感想

補足2・休載に関しては一切考慮致しません。”在るもの”としてカウントします。
    例:14作品-休載2作品=上位7作品の感想(変動なし)

追記・本誌で読んでいる作品が最終回を迎えた際、それも実質的な”別枠”として、追加で感想を書きます。
   例:14作品(最終回の作品が1つ)=上位7作品+最終回を迎えた作品の感想






というわけで、気持ちを新たに! サンデーの感想タイムです!!



注釈

1.前提として、私が現在読んでいる作品のみ感想を書いております。現在読んでいる作品は、固定の投稿に追記していきます。
2.意見は全て私個人の感想に過ぎません。
3.本編のネタバレを含む場合があります、予めご了承下さい。
4.ご意見・ご感想お待ちしております
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新連載[朱月事変]

読んでいる時、ほんの一瞬だけですが[主人公・望月(CV.櫻井 孝宏)]でアニメになっている未来が見えました。
それくらいに完成度の高い作品であり、非常に面白かったです。

何と言っても画が精巧ですめちゃんこ好きな絵柄です!!
巻頭カラーの見開きとか、スンゲェ綺麗じゃないですか!? 色使いが美しいんですよ!

カラーだけでなく、全体を通しても非常に丁寧に描かれていて、読んでいるだけで楽しくなります。
背景の街並み一つとってもワクワクしますし、カラーではない見開きページも中々迫力があって圧巻です。

特にあの57ページの「帰ろう」「部屋に戻って…」「ゆっくり休もう……」の見開きとか本当に凄くないですか!?
もう見た瞬間にグワァーッと引き込まれて、ヌワァーってなりましたよ(語彙力)

個人的に巻頭カラーと57ページの見開きは、めちゃんこ素晴らしいと思います。何度見ても飽きません。
絵柄でここまで引き込まれたのは『葬送のフリーレン』以来ですね。

さっきから画の話ばかりでしたが、ストーリーのほうも非常に良かったです。もう初っ端から面白かったです。

「この家はおかしい」から巻頭カラー挟んで直後に「俺の妹はかわいい」ですよ(爆笑)
テンションの落差が最高です(笑) 出だしから爆笑したのは『魔王城でおやすみ』以来ですね。
そして本当に妹の初月は可愛かったです(真顔)

いきなり終盤の話になりますが「家に残る」という展開は、正直完全に意表を突かれましたね。
序中盤ですっかり逃走劇を想像してしまっていました。

でもよくよく考えたらこの作品は「”家”革命ファンタジー」でした。
家を革命するとはそういうことかと、合点がいきました! もう今後の展開に期待しかありません!!

それはそうと、巻頭カラーをガン見していたら気付いたことがあります。
よくよく見ると白い精霊(?)みたいなのが、何匹かフヨフヨ浮いているんですよね。ジ〇リにいそうです(笑)
何か世界観上で重要な生物な気がするので、凄く気になっています。

あと、後ろのほうにチマッと二人の人物が描かれていますが、あれは今後登場するメインキャラですね(確信)
1話のカラーの後方部分にさりげなく描かれている人物は、大体今後登場するメインキャラですから(確信)

最後に、悪い意味で気になった部分がほんの少しあったので、一応挙げておきます。

1.妹の幽閉されている感があまりない
2.妹が家出に対して積極的なのが少し不自然(妹の考え及び心理に対する深掘りを期待)
3.家出がバレないと思っていたことは、少し不自然かもしれない(”主人公たちの幼さの表れ”とも解釈可能)

何にせよ、この作品にはめちゃんこ期待しております!! 頑張って下さい!!!





第7位[龍と苺]

あらすじ・全国中学生選抜将棋選手権大会(全中)の回

メガネ君(名前忘れた)に最早尊敬される心子ちゃん、ウケる。
心子ちゃんのことは素直に応援しているし、これからも頑張ってほしいわ。

苺が全中に来る時点で、他のモブたち(大会出場者)の会話が全て前フリに過ぎないんだよな(笑)
というか苺もさぁ、全中に出場するとか止めてやれや。他の真面目に頑張っている選手がマジで可哀想。





第6位[帝乃三姉妹は案外、チョロい。]

あらすじ・謎のツインテール登場の回

ツツツツツ、ツインテールだとおぉ!? ツインテールはフリーレン様の特権じゃなかったのか!?(そんなことはない)
こ、こんなんじゃ……キャラが被ってしまうじゃないかあぁ!!(多分大丈夫)

冗談はさておき。可愛い謎の新キャラが登場しましたね。まぁフリーレン様のほうが可愛いですが。
ポンコツ具合や梅干しを常備しているところから察するに、優と同じ家庭的なポンコツ人間なのでしょうか?

三和との関係性についてですが、まぁ将棋の後輩か何かでしょうね。
あの三和に対するキツい言動から推測するに、勝手に三和のことをライバル視しているのではないかと。
ですが恐らく、本当は三和のことを尊敬しているだけのツンデレだと予想します。

話は変わりますが、将棋している時の三和はカッコいいというより怖いです。顔が完全にヤンキーのそれ。
対局終わって急に妹感を出してきましたが、大分手遅れ感がありますね(笑)





第5位[ラストカルテ ――法獣医学者 当麻健匠の記憶――]

あらすじ・自意識過剰系JKとスズメの回

やっとマトモなヒロインらしいヒロインが出てきましたね。
雷火さんは寄生虫オタクなイメージが強くて、ヒロインという感じではないですからね(笑)
そもそもこのマンガ、基本的に変人しか出てこないんですよね。マトモそうなキャラは安心します(笑)

そして名前が…雨竜 尊。いや、めちゃんこカッコいいですね!?
「服装、化粧に気を抜かない女子高生」らしいですが、名前のイメージとはかけ離れています!!
華道の名家の8代目にいそうな名前ですよ(笑)

気を取り直して。雨竜さん、普通にキレイで美人ですよね。若干自意識過剰なところも可愛いです(笑)

ケバい化粧じゃなくて、あくまでも”自分という素を引き立てるために”化粧を使っているタイプのJKですね。
今時とても珍しくて、非常に好感が持てます。

「私が知らない美しさは、知らない場所に行かないと見ることができないんです」
名前だけではなく発言もカッコいい雨竜さん。そこにシビれて憧れますね(笑)
当麻に少し影響を受けたみたいですが、一体どんな大学を受けようと思ったのでしょうか? 気になります。

…名前カッコよくて発言もカッコよくて、キレイで美人で可愛いって、もしかして完璧ではないですか?
とりあえずこの作品の正ヒロインとして、レギュラー化希望です。





第4位[レッドブルー]

あらすじ・判定の回

ヤンキーかと思ったらひねくれ陰キャだった池野君Vs.陰キャかと思ったらヤバいタイプの陰キャだった青葉
勝者、青葉。

いや池野君、控え室まで付いてくんなや(笑) 思ったより粘着質だった。

池野君、SNSで一瞬にして自尊心満たされててウケる。
見下してきた奴らを見返すためにMMA始めちゃうくらいなのに、解決策があまりにも単純(笑)
でもそうやってSNSで自尊心満たせたのも、MMA始めてMMA甲子園に出場したからなんだよね。
にしてもイイ笑顔やなぁ。作中一番の笑顔かもしれない(笑)

義理はちゃんと返すタイプの池野君。超ひねくれ者だけど、こういうところがあるから憎めない。

青葉、ここでまさかの喘息発作。喘息持ちだったこと完全に忘れてたわ。
試合に影響出なければ良いんだけど、大丈夫かな?





第3位[舞妓さんちのまかないさん]

あらすじ・虫歯の回

2コマ目のご飯食べているあずささん、イイ笑顔で可愛いです。
そして虫歯我慢して「ぎ~~」ってやっている夕子さんも、普段見ない表情になってて可愛いです。
つまり二人とも可愛いです(迫真)

…前回の感想でもチラッと書いたのですが、私はなるべく安易な言葉を使いたくありません。
特に”尊い”という言葉は近年あまりにも多用され、尊いという言葉自体の尊さが薄れてきています。
ですから”尊い”という表現は、本当なら使いたくないんです。それを承知で申し上げます。

「尊いです」

この二人を形容する言葉は”尊い”が一番しっくりくるんですよね。
ですのでこの作品の感想だけは、堂々と”尊い”と書かせて下さい(勝手にしろ)

今回も尊かったです!





第2位[白山と三田さん]

あらすじ・密輸の回

三田さんの脳内白山ウザすぎ(笑) 現実の白山は超カッコよかったのに。
「好きな人が困ってたら、力になってあげたいんです」ってお前、そんなイケメンなこと言えたんだ……。

いや、らっきょうの密輸って冷静に考えて何やねん(笑) 密輸白山ムダにカッコいいけども。





第1位[葬送のフリーレン]

あらすじ・ソリテールがおっかない&デンケンとマハトがカッコいい回(記念すべき第100話)

改めまして、連載100回&アニメ化決定おめでとうございます!!
表紙も見開きCカラーも、相変わらず美しかったです! 流石アベ先生ですね。

見開きCカラー、よく見るとマハトが少し微笑んでいるように見えるのがエモいです。
それとソリテールの髪色は青緑だったんですね。ちょっと意外でした。

肝心の本編ですが……ソリテールがおっかないですね。怖いです(迫真)
この方、回を重ねる度にドンドンおっかなさが増していってて、いよいよチビりそうです(真顔)
初見の時から「可愛いけどヤバい奴なんだろうなぁ」とは思っていましたが、ここまでヤバいとは。
もう可愛いという印象は完全に消え失せました(笑)

さて、今回の話を読んで恐らく読者が一番気になった部分の話をしましょう。

「私の相手がお前のような残虐な魔族で安心しているよ。”久々に”心を傷めずに済みそうだ」
え、フリーレン……魔族を倒す度に実は心を傷めていたんですか…?

フリーレンは魔族絶許エルフですから、もう完全に割り切ったものだとばかり思っていました。
だどしたら、何というか非常に辛かったでしょうね。その苦しみが如何程のものか、我々には想像もつきません。

フリーレンの真意を知った上で、こちらのソリテールのセリフをもう一度。

「だとしたらもう君の精神は人類のものとは掛け離れているわね」
「人の形をして、人の言葉を話す存在が許しを請うているのに、その言葉に耳を傾けること無く殺し続けてきたのだから」
「もうどちらが化け物なんだか分からないわね」

こんなのブチ切れですよ(笑) お前らと一緒にすんじゃねぇよと。
これを言われたフリーレンは澄ました表情をしていましたが、内心ブチ切れていたと思います。
実際ソリテールを視るフリーレンの眼から、沸々と湧き上がる怒りの感情が伝わってきます。

場面変わりまして、デンケンVs.マハト。
こちらは漢たちの意地とプライドを懸けた戦いという感じで、非常に清々しくカッコいいです。

「私の相手は人類の魔法の歴史そのものという訳ですか」
「そうですね。終わりにしましょう」
「私は貴方の師であり、倒すべき敵」
「こんなに楽しいのは、本当に久々だ」

特に終盤のこのセリフは、マジでカッコよかったですね。やはりマハトは、イイ”悪”です。
というかあの杖(?)は何なんですか!? もう完全にラスボスじゃないですか!!(謎の逆ギレ)

「マハトの一瞬。デンケンの一生。半世紀以上の年月を懸けた戦い――」
このアオリ文も染みますね。物凄くしっくりきます。
本当に、この戦いの行く末がめちゃんこ楽しみで仕方がありません!!





今週はこんなもんで終わりです、ありがとうございましたm(__)m


今週のパワーワード

「俺の妹はかわいい」(『朱月事変』より望月)




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