週刊少年サンデー2022年43号:感想


本編に入る前に、今回から感想タイムの形態を少し変えようと思うので、それについて話します。

従来、感想を書いている作品は”私が現在サンデー本誌で読んでいる作品全て”でした。
今回からはそれを”私が現在本誌で読んでいる作品の中で、今回面白かった上位半分”にすることにしました。

つまり、私は現在サンデー本誌で14作品を読んでいるので、面白かった上位半分の7作品を感想に取り上げます。
ご理解・ご協力のほど宜しくお願い致しますm(__)m


最後に、少し補足を入れておきます。

補足1・新連載の第2回まで及び読切は”別枠”として捉え、作品の是非に関わらず感想を書きます(生理的に無理な作品でなければ)
   例:14作品+新連載1つ=上位7作品+新連載1つの感想

補足2・休載に関しては一切考慮致しません。”在るもの”としてカウントします。
    例:14作品-休載2作品=上位7作品の感想(変動なし)

追記・本誌で読んでいる作品が最終回を迎えた際、それも実質的な”別枠”として、追加で感想を書きます。
   例:14作品(最終回の作品が1つ)=上位7作品+最終回を迎えた作品の感想






というわけで、気持ちを新たに! サンデーの感想タイムです!!



注釈

1.前提として、私が現在読んでいる作品のみ感想を書いております。現在読んでいる作品は、固定の投稿に追記していきます。
2.意見は全て私個人の感想に過ぎません。
3.本編のネタバレを含む場合があります、予めご了承下さい。
4.ご意見・ご感想お待ちしております
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新連載[朱月事変]

読んでいる時、ほんの一瞬だけですが[主人公・望月(CV.櫻井 孝宏)]でアニメになっている未来が見えました。
それくらいに完成度の高い作品であり、非常に面白かったです。

何と言っても画が精巧ですめちゃんこ好きな絵柄です!!
巻頭カラーの見開きとか、スンゲェ綺麗じゃないですか!? 色使いが美しいんですよ!

カラーだけでなく、全体を通しても非常に丁寧に描かれていて、読んでいるだけで楽しくなります。
背景の街並み一つとってもワクワクしますし、カラーではない見開きページも中々迫力があって圧巻です。

特にあの57ページの「帰ろう」「部屋に戻って…」「ゆっくり休もう……」の見開きとか本当に凄くないですか!?
もう見た瞬間にグワァーッと引き込まれて、ヌワァーってなりましたよ(語彙力)

個人的に巻頭カラーと57ページの見開きは、めちゃんこ素晴らしいと思います。何度見ても飽きません。
絵柄でここまで引き込まれたのは『葬送のフリーレン』以来ですね。

さっきから画の話ばかりでしたが、ストーリーのほうも非常に良かったです。もう初っ端から面白かったです。

「この家はおかしい」から巻頭カラー挟んで直後に「俺の妹はかわいい」ですよ(爆笑)
テンションの落差が最高です(笑) 出だしから爆笑したのは『魔王城でおやすみ』以来ですね。
そして本当に妹の初月は可愛かったです(真顔)

いきなり終盤の話になりますが「家に残る」という展開は、正直完全に意表を突かれましたね。
序中盤ですっかり逃走劇を想像してしまっていました。

でもよくよく考えたらこの作品は「”家”革命ファンタジー」でした。
家を革命するとはそういうことかと、合点がいきました! もう今後の展開に期待しかありません!!

それはそうと、巻頭カラーをガン見していたら気付いたことがあります。
よくよく見ると白い精霊(?)みたいなのが、何匹かフヨフヨ浮いているんですよね。ジ〇リにいそうです(笑)
何か世界観上で重要な生物な気がするので、凄く気になっています。

あと、後ろのほうにチマッと二人の人物が描かれていますが、あれは今後登場するメインキャラですね(確信)
1話のカラーの後方部分にさりげなく描かれている人物は、大体今後登場するメインキャラですから(確信)

最後に、悪い意味で気になった部分がほんの少しあったので、一応挙げておきます。

1.妹の幽閉されている感があまりない
2.妹が家出に対して積極的なのが少し不自然(妹の考え及び心理に対する深掘りを期待)
3.家出がバレないと思っていたことは、少し不自然かもしれない(”主人公たちの幼さの表れ”とも解釈可能)

何にせよ、この作品にはめちゃんこ期待しております!! 頑張って下さい!!!





第7位[龍と苺]

あらすじ・全国中学生選抜将棋選手権大会(全中)の回

メガネ君(名前忘れた)に最早尊敬される心子ちゃん、ウケる。
心子ちゃんのことは素直に応援しているし、これからも頑張ってほしいわ。

苺が全中に来る時点で、他のモブたち(大会出場者)の会話が全て前フリに過ぎないんだよな(笑)
というか苺もさぁ、全中に出場するとか止めてやれや。他の真面目に頑張っている選手がマジで可哀想。





第6位[帝乃三姉妹は案外、チョロい。]

あらすじ・謎のツインテール登場の回

ツツツツツ、ツインテールだとおぉ!? ツインテールはフリーレン様の特権じゃなかったのか!?(そんなことはない)
こ、こんなんじゃ……キャラが被ってしまうじゃないかあぁ!!(多分大丈夫)

冗談はさておき。可愛い謎の新キャラが登場しましたね。まぁフリーレン様のほうが可愛いですが。
ポンコツ具合や梅干しを常備しているところから察するに、優と同じ家庭的なポンコツ人間なのでしょうか?

三和との関係性についてですが、まぁ将棋の後輩か何かでしょうね。
あの三和に対するキツい言動から推測するに、勝手に三和のことをライバル視しているのではないかと。
ですが恐らく、本当は三和のことを尊敬しているだけのツンデレだと予想します。

話は変わりますが、将棋している時の三和はカッコいいというより怖いです。顔が完全にヤンキーのそれ。
対局終わって急に妹感を出してきましたが、大分手遅れ感がありますね(笑)





第5位[ラストカルテ ――法獣医学者 当麻健匠の記憶――]

あらすじ・自意識過剰系JKとスズメの回

やっとマトモなヒロインらしいヒロインが出てきましたね。
雷火さんは寄生虫オタクなイメージが強くて、ヒロインという感じではないですからね(笑)
そもそもこのマンガ、基本的に変人しか出てこないんですよね。マトモそうなキャラは安心します(笑)

そして名前が…雨竜 尊。いや、めちゃんこカッコいいですね!?
「服装、化粧に気を抜かない女子高生」らしいですが、名前のイメージとはかけ離れています!!
華道の名家の8代目にいそうな名前ですよ(笑)

気を取り直して。雨竜さん、普通にキレイで美人ですよね。若干自意識過剰なところも可愛いです(笑)

ケバい化粧じゃなくて、あくまでも”自分という素を引き立てるために”化粧を使っているタイプのJKですね。
今時とても珍しくて、非常に好感が持てます。

「私が知らない美しさは、知らない場所に行かないと見ることができないんです」
名前だけではなく発言もカッコいい雨竜さん。そこにシビれて憧れますね(笑)
当麻に少し影響を受けたみたいですが、一体どんな大学を受けようと思ったのでしょうか? 気になります。

…名前カッコよくて発言もカッコよくて、キレイで美人で可愛いって、もしかして完璧ではないですか?
とりあえずこの作品の正ヒロインとして、レギュラー化希望です。





第4位[レッドブルー]

あらすじ・判定の回

ヤンキーかと思ったらひねくれ陰キャだった池野君Vs.陰キャかと思ったらヤバいタイプの陰キャだった青葉
勝者、青葉。

いや池野君、控え室まで付いてくんなや(笑) 思ったより粘着質だった。

池野君、SNSで一瞬にして自尊心満たされててウケる。
見下してきた奴らを見返すためにMMA始めちゃうくらいなのに、解決策があまりにも単純(笑)
でもそうやってSNSで自尊心満たせたのも、MMA始めてMMA甲子園に出場したからなんだよね。
にしてもイイ笑顔やなぁ。作中一番の笑顔かもしれない(笑)

義理はちゃんと返すタイプの池野君。超ひねくれ者だけど、こういうところがあるから憎めない。

青葉、ここでまさかの喘息発作。喘息持ちだったこと完全に忘れてたわ。
試合に影響出なければ良いんだけど、大丈夫かな?





第3位[舞妓さんちのまかないさん]

あらすじ・虫歯の回

2コマ目のご飯食べているあずささん、イイ笑顔で可愛いです。
そして虫歯我慢して「ぎ~~」ってやっている夕子さんも、普段見ない表情になってて可愛いです。
つまり二人とも可愛いです(迫真)

…前回の感想でもチラッと書いたのですが、私はなるべく安易な言葉を使いたくありません。
特に”尊い”という言葉は近年あまりにも多用され、尊いという言葉自体の尊さが薄れてきています。
ですから”尊い”という表現は、本当なら使いたくないんです。それを承知で申し上げます。

「尊いです」

この二人を形容する言葉は”尊い”が一番しっくりくるんですよね。
ですのでこの作品の感想だけは、堂々と”尊い”と書かせて下さい(勝手にしろ)

今回も尊かったです!





第2位[白山と三田さん]

あらすじ・密輸の回

三田さんの脳内白山ウザすぎ(笑) 現実の白山は超カッコよかったのに。
「好きな人が困ってたら、力になってあげたいんです」ってお前、そんなイケメンなこと言えたんだ……。

いや、らっきょうの密輸って冷静に考えて何やねん(笑) 密輸白山ムダにカッコいいけども。





第1位[葬送のフリーレン]

あらすじ・ソリテールがおっかない&デンケンとマハトがカッコいい回(記念すべき第100話)

改めまして、連載100回&アニメ化決定おめでとうございます!!
表紙も見開きCカラーも、相変わらず美しかったです! 流石アベ先生ですね。

見開きCカラー、よく見るとマハトが少し微笑んでいるように見えるのがエモいです。
それとソリテールの髪色は青緑だったんですね。ちょっと意外でした。

肝心の本編ですが……ソリテールがおっかないですね。怖いです(迫真)
この方、回を重ねる度にドンドンおっかなさが増していってて、いよいよチビりそうです(真顔)
初見の時から「可愛いけどヤバい奴なんだろうなぁ」とは思っていましたが、ここまでヤバいとは。
もう可愛いという印象は完全に消え失せました(笑)

さて、今回の話を読んで恐らく読者が一番気になった部分の話をしましょう。

「私の相手がお前のような残虐な魔族で安心しているよ。”久々に”心を傷めずに済みそうだ」
え、フリーレン……魔族を倒す度に実は心を傷めていたんですか…?

フリーレンは魔族絶許エルフですから、もう完全に割り切ったものだとばかり思っていました。
だどしたら、何というか非常に辛かったでしょうね。その苦しみが如何程のものか、我々には想像もつきません。

フリーレンの真意を知った上で、こちらのソリテールのセリフをもう一度。

「だとしたらもう君の精神は人類のものとは掛け離れているわね」
「人の形をして、人の言葉を話す存在が許しを請うているのに、その言葉に耳を傾けること無く殺し続けてきたのだから」
「もうどちらが化け物なんだか分からないわね」

こんなのブチ切れですよ(笑) お前らと一緒にすんじゃねぇよと。
これを言われたフリーレンは澄ました表情をしていましたが、内心ブチ切れていたと思います。
実際ソリテールを視るフリーレンの眼から、沸々と湧き上がる怒りの感情が伝わってきます。

場面変わりまして、デンケンVs.マハト。
こちらは漢たちの意地とプライドを懸けた戦いという感じで、非常に清々しくカッコいいです。

「私の相手は人類の魔法の歴史そのものという訳ですか」
「そうですね。終わりにしましょう」
「私は貴方の師であり、倒すべき敵」
「こんなに楽しいのは、本当に久々だ」

特に終盤のこのセリフは、マジでカッコよかったですね。やはりマハトは、イイ”悪”です。
というかあの杖(?)は何なんですか!? もう完全にラスボスじゃないですか!!(謎の逆ギレ)

「マハトの一瞬。デンケンの一生。半世紀以上の年月を懸けた戦い――」
このアオリ文も染みますね。物凄くしっくりきます。
本当に、この戦いの行く末がめちゃんこ楽しみで仕方がありません!!





今週はこんなもんで終わりです、ありがとうございましたm(__)m


今週のパワーワード

「俺の妹はかわいい」(『朱月事変』より望月)




週刊少年サンデー2022年38号:感想


1億年ぶり!(体感) サンデーの感想タイムです!!



注釈

1.前提として、私が現在読んでいる作品のみ感想を書いております。現在読んでいる作品は、固定の投稿に追記していきます。
2.意見は全て私個人の感想に過ぎません。
3.本編のネタバレを含む場合があります、予めご了承下さい。
4.ご意見・ご感想お待ちしております
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[魔王城でおやすみ]

あらすじ・姫にネコ耳(?)が生える回

一にも二にも姫がめちゃんこ可愛い。いつも可愛いけど今回は洒落にならんほど可愛かった。
ネコ耳(?)効果もあるだろうけど、姫の笑顔がいつも以上に輝いていた。
本編のギャグもキレッキレで面白かったけど、それ以上に可愛かったということを主張したい!
姫、可愛かったぞー!! 熊之股先生ありがとうございますー!!!

…レオ君ばりに気持ち悪くなっちゃったな。

そういえばしれっと新キャラ出てましたよね。個性強めで面白そうなキャラだったので、再登場希望です。
のろいの君との関係性も気になるところです。





[古見さんは、コミュ症です。]

※休載





[舞妓さんんちのまかないさん]

あらすじ・二人の寝床回

待望の百子さん姉さん過去編が少し前から始まっていますが、何というか……可愛いんですよねぇ。
あずささん(現、屋形のおかあさん)と夕子さん(現、百子さん姉さん)、二人とも若い! 初々しい!! 可愛い!!!

そして何と言っても二人の関係性! こんなに可愛いくて美しい友情を見せられたら……ホッコリしちまうぜ。
あまり安易な言葉は使いたくないのですが、これが俗に言う「尊い」なのでしょうか? 何にしろ好き。

そして本編! 夕子さんの寝顔!! すやあ!!!(姫かな?) 可愛い!!!! 以上!!!!!





[葬送のフリーレン]

※休載





[龍と苺]

あらすじ・Vs.海江田王座決着の回

「いや今回ばかりは流石の苺も負けるか?」とか思っていたんですが、やはり苺が勝ちましたね。
Vs.海江田王座編は回想シーンが多かったのですが、それらは全てこの決着への布石な気がします。

「才能も 何十年の努力も 強い気持ちも想いも関係ない」
「勝負の世界にルールは一つだけ」
「勝ったほうが強かった」

これを強く読者に示すために。
…正直どっかの鬼の面を被った棋士より、ある意味では苺のほうがよっぽど鬼ですよね。





[シブヤニアファミリー]

あらすじ・コンプライアンスの回

確かに最近のコンプライアンスは、本来のコンプライアンスの意味から遠ざかっている気がしますよね。
まぁ私は本来のコンプライアンスの意味すらよく分からないんですけどね(笑)

そしてコンプライアンスと一緒に語られることの多い表現規制問題。
これも非常に難しい問題ですが、これに関しては持論があるので、いつか場を設けて語りたいですね。

…少年漫画の感想を書いてるはずなのに、気が付いたら時事問題の話になっている。
これが「シブヤニアファミリー」の魅力です(?)





[白山と三田さん]

あらすじ・ドッジボール対決決着の回

ドヤ顔で登場した朝子さんが無双する話かと思ったのに、即効で外野に行ったのウケた。
無双するのは三田さんのほうだったけど、朝子さんの実力も見たかったな。

余談だけど、朝子さんは白山の姉というより三田さんの姉に見える。髪型変えるとそっくりだわ。

前回も思ったけど、白山がボール避ける時の顔が癖強くて面白い(笑) クソゲーやってる時と同じ顔してる(笑)
後「凄いでしょ、僕の彼女」って彼女自慢してる時の表情が絶妙にイケメン。過去一でイイんじゃない?

最後の一コマ素晴らしい(爆笑)





[帝乃三姉妹は案外、チョロい。」

あらすじ・二琥編の完結回

元々一輝さん推しだったところを、一輝編を読んで更に一輝さん推しになった直後の二琥編でした。
ですので正直「素直に二琥編を楽しめるのか?」と思っていたんですが、杞憂でした。普通に面白かったです。

二琥の感情と表情の変化、それに伴う可愛さが、二琥編全体を通して本当によく描けていたと思います。
悔しいことに、一輝編より作画に気合が入っていたように思いました(笑)

あと個人的に良かったなーと思ったのは、龍巳先輩ですね。
今回の話を読むまでは「ただのライバル的存在」という認識しかしてなかったんです。
ただ最後に、二琥を引き抜きに来たのは自分の我儘と認めてしっかり告白したのは、男らしくて見直しました!
それに対して初っ端「はあ…アザス!」で返す二琥も面白い(笑)

最後に今後の展開について。

一輝編、二琥編と来たなら、次は確実に三和編が来ると思います。
三和編がどんな感じになるのか、個人的に気になるポイントがあります。

それはズバリ「ギャップ」です。

一輝さんも二琥も、内なる自分と周りに求められるイメージのギャップに悩んでいました。
それを優との関わりを通じて克服していくというのが、一輝編と二琥編のパターンでした。

ただそうやって考えてみると、三和にギャップってありますでしょうか?
今までの言動を見る限り、自由奔放で裏表が無いイメージなんですよね、三和って。

ただ一つだけ思い当たる節がありまして、もしかして意外とキレやすいんじゃないかなって思ったんですよね。

三和って口癖なのか「あ”?」ってよく言っているんですよね。
あと将棋をやっているので、内に潜む闘志みたいなのがあると思うんです。
某将棋漫画にも、棋士は性格が悪くて喧嘩っ早いのしかいないですし(笑)

まぁ「三和がキレやすいんじゃないか?」と思った理由は、ぶっちゃけこれだけなんですよ。
ただ普段は自由奔放でフワフワした印象の三和が、実はキレやすい性格だったら中々面白いと思います。

それに物語の展開的にも、三和編は荒れるんじゃないかなって予想しているんですよね。
一輝編と二琥編が比較的平和に終わったと思うので。
そういう意味でも、三和が主人公格の誰かに対してキレたら物語が荒れて面白くなるんじゃないかなと。

まぁ展開予想はこのくらいにしておきましょう、本編で全く別の展開になるかもしれませんし(笑)

個人的に三和は三姉妹の中で、現時点で一番印象が薄いです。
ですので三和編で三和というキャラがどう深堀りされていくのか、非常に楽しみです!

…この作品でこんなに長い感想(途中から展開予想)を書くとは思わなかった(笑)





[タイフウリリーフ]

あらすじ・怪我と兄弟の回

スポーツ漫画で主人公格の人物を安易に怪我させる展開は、個人的にあまり好きではないです。
正直言って物語があまり進んでない段階でこういう展開になっても、風に感情移入出来ないですし。

ただ弟に対抗心を燃やしながらも「お前が弟でよかった」と素直に言える風は、イイ兄貴だと思いました。
あと風から渡された紙の文字が滲んでいるのを見た大陸が、風が泣いていたことを察する演出は中々好きです。





[レッドブルー]

あらすじ・MMA甲子園初戦の準備回

青葉の母ちゃん、心配性のわりに意外とザックリしてて面白い(笑)
青葉が格闘技始めた理由は……知らないほうがいいと思うわ。

今更バイクの音のことを蒸し返してくる青葉、そういうところ好き。





[ラストカルテ ――法獣医学者 当麻健匠の記憶――]

あらすじ・研究所に潜入回

雷火さん、キリッとした表情で凄くしょうもない事言うやん。
どちらかというと「事情」じゃなくて「都合」だよな。

当麻の変装めちゃんこ似合っててウケる(笑) 茨戸は……何かそんなに変わってなくない?
というか変装以前に「当麻」って2回名前で呼んじゃってるじゃん。もうちょいバレないように頑張ろうやー。

それはそうと露子さん、猟友会所属でスナイパーなのか。ギャップが凄い。
いつか猟友会で活躍してるところも見たいわ。

あと本編とはあまり関係ないのですが、毒物の名前を直接出さないほうがいいと思います。
この漫画を読んで変な知識を得て真似する人が出たらいけないので。





[GOLDEN SPIRAL]

この作品の感想を書くのは初めてなので、今回はザックリしたこの作品の印象を言わせて頂きます。

ファンタジー漫画というよりは、異能力バトル漫画の側面が強いですね。まぁ作者さんの得意分野ですからね。
後どうしても気になることがあって、能力者(マグユーザー)って確か人口的にかなり少ないんですよね?
それなのに作中の登場人物はマグユーザーばかりなので、設定と少し矛盾を感じてしまいます。

ただ流石ベテラン作家というわけで、話の流れがスムーズで展開が分かりやすく読みやすい印象です。
攻略法削減コイントスとかアイデアも面白いですし。

ザックリこんな感じです。





[ボレーボレー]

この作品の感想を書くのは初めてなので、今回はザックリしたこの作品の印象を言わせて頂きます(2回目)

最近は少年誌でテニス漫画は載っていなかったですし、ダブルスっていうのは多分初なんじゃないでしょうか。
着眼点が素晴らしいと思います。物語の内容も、王道な青春スポーツ漫画で中々イイです。

個人的に面白いなと思ったのは、鹿久保さんですね。積極的で欲張りで、あまり見ないタイプのヒロインです。
回想の中で無意識及び間接的にですが、二股宣言みたいなことしちゃってますからね(笑) 非常に面白いです。

あと、どうしても気になっていることが一つあるんです。
1週か2週前の回で、カケルとマルのことを先輩が「お前たちがもう一つの最強ペア」と言ってました。
それに対してマルが「そう思う理由」を先輩に尋ねたのに、何か別の話始まってはぐらかされていましたよね!?
アレがもうずっと気になってます(笑) 私の読解力が甘かったのだろうか……。

ザックリこんな感じです。





[ラブコメクエスト]

この作品の感想を書くのは初めてシリーズ③

連載が始まった時期、物語の内容、ギャグセンスなど諸々を鑑みて、一つ気付いたことがあります。
この作品は恐らくですが「保安官エヴァンスの噓」の後継作品として編集部側は位置付けていると思います。
冒頭の文言とかギャグのテンポとか、よくよく見ると本当にそっくりで、明らかに意識している気がします。
相違点といえば、舞台が一応ファンタジー世界であることと、ラブコメ色が強いことでしょうか。

ただ個人的に、この作品でどうしても好きになれない部分が二つあります。

①本作の主人公兼ヒロインのミリアが、魔女なだけあって仕方ないのですが、倫理感0なんですよ。
自分の野望のために沢山の人間を殺しまくっているし、何なら1話目から口封じで村人を殺してましたよね。
ヒロインを手放しで応援出来ないのは、ラブコメとしては致命的だと思います。
それに正義感の強いジンがミリアの正体を知った時のことを思うと、もう今から結末がマジ怖いです。

②単純に画力が低いんですよね、はい。作者の他の作品をチラッと見たんですが、もっと上手いんですよ。
ですから多分、週刊連載が出来るようにワザと全力では描いていないのかなと思います。
作品が進むにつれ徐々に週刊連載に慣れていって、100%の画を出せるようになったら良いなと思います(偉そう)

ザックリこんな感じです。





読切[魔女は、今。]

全体的にやや粗削りな印象ですが、面白かったです。何より読んでいる最中、ワクワクしました。
途中からは「読ませられて」いるような感じでした。

私は漫画、特にファンタジー漫画に関しては「ワクワク感」が一番大切だと考えています。

どんなに優れた漫画でも、まずは読んでもらわなければなりません。
いかにページをめくってもらえるか、そして次の話も読んでもらえるか。
漫画とは基本的にそれの繰り返しだと思っています。

そういう時に一番大事なのが、ワクワク感なんですよ。ワクワク感というのは非常に漠然としています。
ですが読んでいてワクワクする作品は、次も読みたいと思いますよね? つまりそういうことなんです(?)

ストーリーでも画でもキャラクターでも世界観でも、読者をワクワクさせること。
そしてそういうワクワクを、1ページ、1話、作品全体に散りばめることによって、読者の手を止めさせない。
これが漫画の真骨頂だと、私は勝手に思っています。

そういう観点から見るとこの作品は、その「ワクワク」が非常によく出来ています。
ページをめくる手が止まらなかったんです。次の展開が気になってしょうがなかったんですよ。
〆も完璧で、続きがとても読みたくなりました。

ただ何故面白いと思ったのかと聞かれても、それを言語化するのはめちゃんこ難しいです。
努力の賜物か天賦の才なのかは分かりませんが、恐らく漫画の構成というものが非常に巧いんだと思います。
魅せ方をよく分かっていらっしゃる。

そして何よりも驚きなのは、これを17歳の女子高生が描いているということなんですよ!
サンデーの未来は明るいです。





今号はこんなもんで終わりです。ありがとうございましたm(__)m


今号のTOP3

1.魔王城でおやすみ
2.舞妓さんちのまかないさん
3.読切[魔女は、今。]


今号のパワーワード

「究極の半透明ギャグだよね!」(『魔王城でおやすみ』よりスヤリス姫)





久々に、本当に久々にサンデーの感想を書きました。2週前の感想ですが(泣)
やはりブログは書くのに時間がかかります。もう少しサクッと書ける工夫をしなければと、改めて思いました。
これからもたまに書いていこうと思いますので、何卒宜しくお願い致します。

それと『「葬送のフリーレン」の書いてない感想を、いつかまとめて書く』と大分前に言いました。大分前に。
あれから相当時間が経ってしまったので、まとめて書くことは諦めました。申し訳ございませんm(__)m